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BJJFJが主催する日本最大のBJJトーナメントである「第10回全日本ブラジリアン柔術選手権」が昨年同様、
練馬区の光が丘体育館で開催されました。

今大会は記念すべき第10回大会で、白帯のノービスオープントーナメントも同時開催され、大いに盛り上がりました。
全日本選手権は文字通り柔術の日本一を決める大会です。
ですが柔術は階級別、帯別、そして年齢別と自分に合ったカテゴリーが選べるのが特徴で、出場者はみなそれぞれに
合ったカテゴリーに出場し、カテゴリー別の日本一の座を賭けて熱戦が繰り広げられました。
まず大会は今年1月に亡くなられたブラジリアン柔術の礎を築いたエリオ・グレイシーの追悼セレモニーで幕を開け、
中井会長が遺影を抱いてスタッフ、参加者と1分間の黙祷をし、会場内は厳かな雰囲気に包まれ、哀悼の祈りを捧げました。
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| 中井会長がエリオの遺影を抱き追悼セレモニーを行いました。 |
その後は支援者である方々の挨拶です。
このたびBJJFJは法人格を取得しましたし、支援者の方々の力添えがあれば更なる飛躍も約束されたものでしょう。
来賓挨拶では衆議院議員・自由民主党副幹事長の菅原一秀先生が、今後とも日本ブラジリアン柔術連盟への協力と
バックアップを約束。
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| 衆議院議員、自由民主党副幹事長・菅原一秀先生 |
また女子プロレスラーでもある参議院議員・神取忍先生は自身が総合の試合に出場する際にパラエストラ東京で
練習していたこともあり、ブラジリアン柔術に対して理解が深く、また「私が女子プロレス界で一番最初に柔術を
取り入れた」と語りました。
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| 参議院議員・神取忍先生 |
そして試合は始まり、なんといっても注目は黒帯のカテゴリーです。
黒帯は例年に比べるとやや少ない参加者ながらも日本トップ選手がエントリーし、その実力を大いに発揮し観客を魅了しました。
まずプルーマ級にはムンジアル・ベスト8の実績がある生田誠選手(トラスト柔術アカデミー)が初戦を20-0の大差の判定勝利、
続く決勝戦もポジショニングで圧倒して最後はアメリカーナで一本勝利とまさに横綱相撲的な試合で2試合を快勝しての優勝です。
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| 黒プルーマ1回戦、生田誠(トラスト柔術アカデミー)vsエジソン籠原(テンサイ柔術アカデミー) |
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| 20-0で生田選手が快勝! |
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| 同じく黒プルーマ1回戦はエジソン選手と早川正城選手(名古屋ブラジリアン柔術クラブ)が対戦、5-0で早川選手が勝利。 |
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| 黒プルーマ決勝戦は生田vs早川に。 |
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| 優勝はアメリカーナを極めた生田選手。 |
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| 生田選手も早川選手も名古屋を拠点とした柔術家です。 |
続いてメジオ級はトキッタ・ホレッタに異名を持つホレッタスイープの名手、時任琢磨選手(PUREBRED大宮)が
ワンマッチ決勝戦に挑み、極真空手黒帯にしてブラジリアン柔術黒帯のベテラン、上村彰選手(パラエストラ東京)と戦いました。
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| 黒メジオは時任琢磨選手(PUREBRED大宮)と上村彰選手(パラエストラ東京)のワンマッチ決勝戦。 |
開始早々に引き込んだ時任選手はすぐさまホレッタスイープを決めてトップポジションを奪うとすぐさまモンジバカ(手首固め)を
極めて一本、試合時間は1分30秒という秒殺劇。
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| ホレッタからモンジバカの連携で時任選手が一本で優勝! |
試合後に時任選手は「ムンジアルに出てクロン・グレイシーを倒します!」と高らかに宣言し、早くも次の試合に
向けてのモチベーションを上げていました。
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| 時任選手は「ムンジアルでクロン・グレイシーに勝つ!」と早くもムンジアルに意気込みました! |
そして無差別級のアブソルートで決勝戦に進出したのはこの試合が黒帯デビュー戦という大南亮選手(グレイシーバッハ日本総本部)。
大南選手は昨年開催のアジアチコの茶帯ペナ級で優勝を果たし、大会後にカーロス・グレイシーJrから直々に黒帯を渡されました。
対するはメジオ級にも出場していた上村選手です。
上村選手とは2階級の体重差があり、やや膠着気味な試合展開になりつつも優位に試合を進めて相手に膠着のペナルティが与えられ、
その2ポイントが決め手となって2−0で黒帯デビュー戦を優勝で飾りました。
黒帯の優勝者は3人ともムンジアルに参戦経験があり、そのワールドクラスの実力を存分に発揮したといっていい試合ぶりでした。
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| 黒アブソはペナ級ながら果敢にエントリーした大南亮選手(グレイシーバッハ日本総本部)が出場。 |
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| 上村選手と戦い、やや膠着気味な試合ながらペナルティのポイントで辛勝。 |
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| アジアチコで茶ペナ優勝してから黒帯に昇格した大南選手が黒帯デビュー戦で優勝です。 |
そして『ネクスト黒帯』がひしめくのが茶帯のカテゴリーです。
茶帯も全日本優勝者クラスになるとそのまま黒帯でも通用する実力とテクニックを備えており、そんな黒帯予備軍を見極めるのも
楽しみのひとつとなっています。
そんな見る側の期待を裏切らない熱戦続きだっ茶帯決勝戦。
まずはガロ級です。
ガロ級は最軽量階級とあってワンマッチ決勝でしたが吉岡広明選手(パラエストラ和泉)の元プロシューターと2007年のムンジアル王者、
高橋廣樹(PUREBRED京都)の興味深い顔合わせでした。
が、この一戦は吉岡選手が極めの強さを見せつけてアキレス腱固めで一本勝利、ガロ級を制しました。
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| 茶ガロではテクニカルな攻防を展開。引き込みから瞬時にスイープに成功した吉岡広明選手がトップポジションからアキレス腱固めで一本! |
プルーマ級もまた帯が上がってから初トーナメントの西林浩平選手(グラバカ柔術アカデミー)が水洗雄一郎選手(X-TREME柔術アカデミー)と対戦。
この決勝戦までに全試合でスイープのポイントで勝利している西林選手がこの決勝戦でもスイープのポイントを挙げて勝利して初茶トーナメントで優勝です。
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茶プルーマは熱戦続き!北村選手を降した水洗選手と芝本選手を降した西林選手が決勝戦で戦い、西林選手のスイープで勝敗が決しました。 西林選手が茶初トーナメントで優勝! |
ペナ級は柔道ベースの力強い寝技をする中村大輔選手(グラバカ柔術アカデミー)が下馬評通りの決勝戦進出し、激戦区ペナ級の全試合を通して
危ない場面を見せずに優勝を果たし、その類まれな潜在能力の高さを見せつけました。
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| 茶ペナを制したのは中村大輔選手。準決勝で塚田市太郎選手を、決勝ではBB選手を降して激戦区・茶ペナで優勝を果たしました。 |
レーヴィ級は昨年度の全日本王者と準優勝者である山本健一郎と堀川智のグラスコ柔術アカデミーの実力者二人がまたも揃って決勝戦に進出し、
昨年同様戦わずして優勝を分け合いました。
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| 茶レーヴィは昨年同様にグラスコ柔術アカデミーが1&2フィニッシュ! 山本健一郎選手と堀川智選手が勝ちあがり、戦わずして山本選手が優勝を決めた。 |
メジオ級は昨年から精力的に試合出場している磯野元選手(和術慧舟會)が出場、2試合を戦いこれに勝利して優勝しています。
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| 裸のイメージが強い和術慧舟會において柔術の試合に出続けている磯野元選手が丹裕選手、佐藤選手を連破。 茶帯でも際立った強さを見せた。 |
アブソルートは柔道、サンボの経験者でもある高本裕和選手(アンプラグド国分寺)が優勝しています。
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| 茶アブソはレーヴィ級に出場した選手同士が決勝戦進出。高本選手が際どい判定で堀川選手を降して優勝、チームポイントに大きく貢献した。 |
このように茶帯ではある意味、黒帯以上の激戦が展開され、どの階級でも全日本の名に恥じない熱戦続きでした。
今大会で活躍した茶帯選手らが黒帯に昇格したとき、日本の柔術は新たなステージに突入することでしょう。
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| 紫アブソはグレイシーバッハの長野vs東京のバッハ支部対決。長野の牧野選手がアドバンテージ差で中塚選手を降して優勝。 |
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| 今大会で唯一組まれた女子紫マッチ、ガロ級は八木沼選手がポジショニングで圧倒し優勝を果たす。 |
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| 女子青ガロはプロでも活躍する日下選手が優勝。 |
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| 女子青ペナ優勝の湯浅選手は2試合連続の秒殺一本勝ち!極めの強さはさすが。 |
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| チーム優勝は3年越しの悲願を果たしたグラバカ柔術クラブ。単独アカデミーでのチーム優勝は喜びもひとしおだろう。 |
こうして今年の全日本選手権は盛況のまま幕を閉じました。
来年の大会にはどんな選手が活躍するのか今から楽しみでなりません。
中井祐樹・連盟会長の大会総括
「記念すべき第10回大会を終えることができてホッとしてます。去年に比べて黒帯の試合が少なかったんですが、今は『間』の時期なのかな、と。
これはどういった意味かというと今大会に出場した紫や茶帯のメンバーはモノ凄いハイレベルな選手たちだったんですね。
人数も多かったし試合レベルもアジア大会にも負けないものでしたしね。そういった意味では黒帯ほど有名ではないもののハイレベルな攻防が
行われていたのは事実だし、そういったメンバーが全日本選手権を狙って出てきたことは非常に価値があることだと思います。
ただ黒帯に関しては我々のような第一世代が各道場の指導者になり、大会運営側に回っている状況なのでそういった人が試合に
出れないのは仕方ないですね。あと黒帯になってからはムンジアルやパン選手権のような国際大会に照準を絞っている選手も多いですしね。
そういった意味では今日活躍した茶帯が黒帯になって、指導者や道場主ではない黒帯が増えたときにまた黒帯のトーナメントが行われるように
なるのではないかな、と思います。また連盟の方でもそのような権威付けができるようにいろいろ考えていこうと思っています。」